カスタム Diff ツール設定ガイド

概要

Kiro がファイルの変更を提案すると、デフォルトでは組み込みの diff ツールで表示されます。

しかし、以下のような理由で外部ツールを使いたい場合があります。

  • シンタックスハイライト付きで見たい
  • 左右分割表示で比較したい
  • GUI で視覚的に確認したい
  • 既存の Git ワークフローと統合したい

その場合、chat.diffTool 設定を変更することで外部 diff ツールを利用できます。


設定方法

diff ツールを指定する

bash
kiro-cli settings chat.diffTool <tool-name>

例:delta を使用する場合

bash
kiro-cli settings chat.diffTool delta

組み込み diff に戻す

bash
kiro-cli settings -d chat.diffTool

ターミナル系 Diff ツール

ワークフローを中断せず、ターミナル内で完結させたい場合に適しています。

ツールConfig値特徴・用途
deltadeltaGit ユーザー向け。シンタックスハイライト・行番号対応
difftasticdifft言語構造を理解し、フォーマット差分を無視
icdifficdiff高速な左右分割カラー比較
diff-so-fancydiff-so-fancy読みやすく整形された出力
colordiffcolordiffシンプルなカラー表示
diff-highlightdiff-highlight単語単位ハイライト(Git 同梱)
ydiffydiff単語レベル強調+左右分割表示
batbatGit 統合+シンタックスハイライト

GUI Diff ツール

別ウィンドウで視覚的に確認したい場合に適しています。

ツールConfig値
VS Codecode
VSCodiumcodium
Meldmeld
KDiff3kdiff3
FileMerge(macOS)opendiff
Vimvimdiff / vim
Neovimnvim

⚠ 警告

GUI diff ツールは「閲覧専用の一時ファイル」を開きます。

  • GUI 上で編集しても保存されません
  • Kiro の提案内容には反映されません

編集は必ず元ファイル側で行う必要があります。


カスタム引数の指定

ツールに追加オプションを渡すことも可能です。

例:delta を左右分割表示で使う場合

bash
kiro-cli settings chat.diffTool "delta --side-by-side"

引用符で囲むことで、引数付きコマンドとして扱われます。


その他の Diff ツールとの連携

Kiro は、明示的にサポートされていないツールとも連携可能です。

以下の順序で実行を試みます:

  1. 統一形式 diff を stdin 経由でパイプする
  2. 2つの一時ファイルのパスを引数として渡す

どちらも失敗した場合、組み込みのインライン diff にフォールバックします。


トラブルシューティング

エラー

Couldn't find the diff tool

確認方法

bash
which delta

何も表示されない場合:

  • ツールが未インストール
  • PATH に含まれていない

インストール例(delta)

macOS

bash
brew install git-delta

Ubuntu / Debian

bash
sudo apt install git-delta

その他のツールについては、各公式ドキュメントを参照してください。


まとめ

  • chat.diffTool で diff 体験をカスタマイズ可能
  • ターミナル派か GUI 派かで選択が変わる
  • GUI は閲覧専用である点に注意
  • 未対応ツールも基本的に利用可能(フォールバックあり)

用途に応じて最適な diff ツールを選択すると、レビュー効率は大きく変わります。