ツール権限の管理

Kiro がシステム上でアクションを実行するために使用するツールの権限は、/tools コマンドで管理できます。これにより、Kiro が実行できる操作を細かく制御できます。


ツールコマンド一覧

コマンド説明
helpツールに関するヘルプを表示します。
trustセッション中、特定のツールを信頼します。
untrustツールをリクエストごとの確認に戻します。
trust-allすべてのツールを信頼します(非推奨の /acceptall と同等)。
resetすべてのツールをデフォルトの権限レベルにリセットします。

現在の権限設定を確認する

すべてのツールの現在の権限設定を確認するには、以下を実行します。

bash
$ kiro-cli chat
Kiro> /tools

このコマンドにより、利用可能なすべてのツールと、それぞれの現在の権限ステータス(信頼済み または リクエストごと)が一覧表示されます。


ツールの権限状態

ツールの権限には 2 つの状態があります。

1. 信頼済み

Kiro は毎回確認を求めることなくツールを使用できます。

2. リクエストごと

ツールを使用する前に、毎回ユーザーの確認が必要です。


特定ツールの信頼設定を変更する

現在のセッションで特定のツールを信頼または非信頼にする例:

bash
Kiro> /tools trust read
Kiro> /tools untrust shell

すべてのツールを信頼する

以下のコマンドで、すべてのツールを一度に信頼できます。

bash
Kiro> /tools trust-all

警告
/tools trust-all の使用にはリスクがあります。慎重に利用してください。


利用可能なネイティブツール

ツール説明
readシステム上のファイルやディレクトリを読み取ります。
writeシステム上のファイルを作成および変更します。
shellシステム上で bash コマンドを実行します。
awsAWS CLI を呼び出して AWS サービスと連携します。
reportチャットに関する問題を AWS に報告するため、ブラウザを開きます。

権限がないツールを使用する場合

Kiro が明示的な権限を持たないツールを使用しようとすると、実行前に承認を求められます。

ユーザーは以下を選択できます:

  • アクションを許可
  • アクションを拒否
  • セッション中そのツールを信頼

デフォルトの信頼設定

各ツールにはデフォルトの信頼設定があります。

  • デフォルトで信頼されているのは read のみです。

権限設定の活用例

設定利用シーン
Trust fs_readコードベース探索時に確認なしでファイルを読み取らせたい場合
Trust fs_writeプロジェクト作業中にファイル作成・変更を任せたい場合
Untrust execute_bash機密環境で全コマンドを事前確認したい場合
Untrust use_aws本番 AWS リソースの意図しない変更を防ぎたい場合

ツール使用時の表示

Kiro がツールを使用する際には、適用されている信頼権限が表示されます。


セッション開始時の権限指定

kiro-cli のチャットセッション開始時に、信頼権限をあらかじめ指定することも可能です。